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春の紫外線が強い理由って? 今やっておくべき日焼け対策とは
近年は夏だけでなく、春にも十分な紫外線対策が必要なことが世間に浸透しつつあります。しかし、なぜ春の紫外線が強いのか、その理由まではあまり知られていませんよね。より効果的な対策をおこなうために、春の紫外線の特徴や怖さを知っておきましょう。
春の紫外線が強いといわれる理由
太陽の高度が上がるため
太陽の位置は季節によって変化し、春には高い位置に移動し始めます。実はこれこそ、春から紫外線が強くなる理由です。高度が上がると太陽の位置が地上に近くなり、紫外線を吸収するオゾン層を通過する距離が短くなります。これにより、春から多くの紫外線が降り注ぐようになるのです。
UVAが特に強くなる
私たちに害を与える紫外線には、UV-AとUV-Bが挙げられます。UV-Aは肌の奥深くにまで到達するため、たるみやシワなどの老化を引き起こします。一方、UV-Bは肌表面の炎症を引き起こし、日焼けやシミの原因になります。
このうち、春から特に注意すべきなのはUV-Aです。UV-Aはオゾン層に吸収されにくいため、より多くの量が地上に降り注いでしまうのです。
5月のUV-A量は、真夏の7月や8月と変わらないともいわれています。この事実も、「春は紫外線が強い」といわれる理由の1つといえるでしょう。
春にやっておくべき紫外線対策方法
朝は保湿ケア+日焼け止めを基本に
肌が乾燥していると、バリア機能が低下して紫外線ダメージを受けやすくなります。春は空気が乾燥していますから、朝から十分な保湿ケアをおこないましょう。うるおいをしっかり与えたら、日焼け止めをムラなく塗ってくださいね。日差しを浴びやすい頬骨辺りや鼻には、重ね塗りすると安心です。
日焼け止めのPA値をチェックする
日焼け止めに表示されている「PA」はUV-Aを防御する効果、「SPF」はUV-Bを防御する効果です。ついついSPFを基準に日焼け止めを選んでしまいがちですが、PA値も忘れずにチェックしましょう。通学や通勤程度のデイリーシーンではPA++~+++、長時間日差しを浴びるレジャーシーンではPA++++の日焼け止めを用いることがポイントです。
日焼け止めはお昼に1回塗り直しを
日焼け止めは汗や皮脂によって落ちるため、2~3時間に一度の塗り直しが必要です。春は汗の量がそれほど多くありませんから、デイリーシーンであればお昼に1回塗り治すだけでも十分でしょう。
たとえば朝7時に日焼け止めを塗ったなら、ランチのお出かけ前に塗り直すと効果的です。パウダータイプの日焼け止めを使えば、塗り直しも簡単ですよ。
UVカットグッズを併用する
屋外ではより多くの紫外線を浴びるので、日傘や帽子などのUVカットグッズを使いましょう。UVカット効果のあるパーカ、カーディガン、ストール、サングラスなども併用すると、より安心です。
室内や曇りの日も対策を
春に急増するUV-Aは透過性が高く、窓や雲を通り抜けてしまいます。室内や曇りの日でも、日焼け止めやUVカットグッズによる対策を忘れないでくださいね。
春からはサプリメントも活用して
春に紫外線が強くなる理由を知っておけば、「より入念な対策をしなくては!」と実感できるもの。今回ご紹介した方法にあわせて、体内からアプローチするサプリメントを併用するのもおすすめです。肌のハリや透明感を守り続けるために、春から十分な紫外線ケアを心がけていきたいですね。