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なかなか痩せない……「太りやすい体質」は両親や家系から遺伝するの?

私たちは、生まれてから成長して今に至るまで、さまざまなものを両親から貰います。
特に、遺伝子は両親から受け継ぐものが多く、見た目だけでなく考え方や好きな食べ物などが両親と共通することもあるでしょう。

そんな遺伝子ですが、体質で受け継ぐ遺伝子の中に「太りやすさ」は含まれるのでしょうか?
今回は、遺伝と太りやすい体質の関係についてご紹介します。

太りやすい「遺伝子」は存在するの?

結論から言うと、太りやすい遺伝子、つまり肥満遺伝子というものは存在します。
肥満関連の遺伝子は数十種類も存在しており、主に基礎代謝量を左右し、同じ運動量や食事量でもダイエット効果には差が出るのです。

例えばβ3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)という遺伝子は日本人の34%程度が保有していると言われており、β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)を持たない人よりも基礎代謝が低いのが特徴です。
太りやすい部位はお腹周りで、さまざまな栄誉素の中でも糖質の代謝が悪いと言われています。

また、下半身が太りやすく脂肪の代謝が悪い脱共役たんぱく質1(UCP1)遺伝子は、約25%程度の日本人が保有しており、がんや子宮関連の病気にかかりやすいのが特徴。
そして、β2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR)は日本人の16%ほどが保有しており、筋肉が付きにくく一度肥満になるとなかなか痩せにくいのが特徴です。

このほかにもさまざまな遺伝子が存在しますが、どの遺伝子も特徴があり、ダイエットの成果の出方にも違いがあります

遺伝子が全てじゃない? 肥満になる原因とは

太ってしまう原因は生活習慣が7割、遺伝子による影響が3割と言われており、多くの場合は本人の努力次第でダイエットの効果を出すことも充分可能です。
しかし、逆を言えば肥満遺伝子を持っていなくても、生活習慣次第では肥満になる可能性が高く、誰でも太ってしまうリスクはあるということ。

「家系的に肥満体型の人が多いので自分もそうなんだ」と諦めている方もいらっしゃるかと思いますが、これは食事内容や生活習慣が大いに関係していることも覚えておきましょう。

肥満遺伝子を持つ人がダイエットを成功させるには?

肥満遺伝子を持つ人がダイエットを成功させるには?

・まずは生活習慣の見直し
食事は栄養バランを重視し、1人当たりの摂取量が同年代の同性の標準摂取カロリーと開きが無いか確認してみてください。
外食、インスタント食品の摂取が多い方は、極力自炊に切り替えるなど食生活を変えていきましょう。

・ダイエットを諦めない
例え太る遺伝子を保有していても、生活習慣次第でダイエットを成功させることは可能です。
自分には太る遺伝子があるからとあきらめず、自分の体質と向き合って体質に合ったダイエット法を探しましょう。

・遺伝子検査を行ってみる
より自分の体質に沿ったダイエットをするために、遺伝子検査を行ってみるのもおすすめです。
最近では自分で行えるキットなどもあり、それらを活用して自分が肥満遺伝子を保有しているかどうかをチェックしてからダイエット法を探すことができます。
消化されにくい栄養素や太りやすい部位などを把握しておくことで、生活習慣も太りにくいものへと改善しやすくなりますよ。

体型のキープは、老若男女問わず永遠のテーマです。
ダイエットを成功させるためにも、自分の体質と向き合って効果の出る方法を探ってみましょう。

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