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まつげにも「毛周期」がある! 生え変わりのサイクル&サポートケア
私たちの体毛すべてに「毛周期」があり、まつげの生え変わりにも、もちろん関係しています。毛周期のサイクルを知ることは、まつげを太く美しく育てていくために大切なこと。まつげの毛周期はどのようにくり返されるのか、毛周期を意識したケア方法と一緒に探ってみましょう。
まつげの毛周期のサイクル
そもそも毛周期とは、毛が生え始めてから抜け落ちるまでのサイクルのこと。まつげがどのように成長し、抜け落ちていくのかくわしく見ていきましょう。
成長初期
毛母細胞から、まつげが伸び始めていきます。毛はまだ皮膚の中に隠れていて、細くてコシがない状態です。
成長期
まつげが皮膚の表面に出て、太く長く成長していきます。1日に0.1mm~0.18mm程度伸びて、ハリやコシも出てくるのが特徴です。この期間は比較的長く、毛周期のうちの約8割は成長期にあたるといわれています。
退行期
まつげの成長が止まった状態です。退行期の終わりかけには毛母細胞からまつげが離れて、抜ける準備に入ります。この時期は、ちょっとした刺激で抜けやすいのが特徴です。
休止期
毛が抜け落ちる時期です。栄養を蓄えて、次のまつげが生えるまでの準備を始めます。
まつげはどのくらいで生え変わる?
髪の毛周期は、生えて抜けるまでの1サイクルが3~6年です。抜け落ちるまでの期間が長いため、延々と伸びてヘアカットが必要になります。
一方、まつげの毛周期は1サイクル3週間~4ヶ月だといわれています。個人差があるものの髪の毛と比べると生え変わりが非常に早いため、長さも5~10mm程度に保たれているのです。
毛周期をサポートするまつげケア方法
質の高い睡眠をとる
まつげの成長には、睡眠中に多く分泌される成長ホルモンが欠かせません。睡眠不足になると成長が停滞してしまうので、十分な睡眠を心がけましょう。
ちなみに、寝始めてから3時間のうちに深く眠ると、より多くの成長ホルモンが分泌されるといわれています。寝る直前の食事やお酒、スマホの閲覧などは眠りを浅くするので、控えるようにしたいですね。
ストレス対策をする
ストレスは、血行不良やホルモンバランスの乱れを招き、まつげの成長を阻害してしまいます。普段からできるだけストレスになることを避けて生活し、溜めてしまったときは運動や趣味などで解消しましょう。
十分な栄養を補給する
まつげを太く長く育てるためには、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養をしっかりとることも大切です。ファストフードやスナック菓子ばかりを食べていると、これらの栄養が不足してしまいます。野菜とともに、肉、魚、大豆製品、卵などのタンパク質が豊富な食品をバランス良く食べるようにしましょう。
サプリメントを利用する
まつげの成長に効果的な栄養をしっかり補いたい方には、サプリメントの利用がおすすめです。ビタミンB群、亜鉛、L-シスチンなど、普段から不足しがちな栄養を補給することで、まつげの成長期をしっかりサポートできます。「まつげにコシがなくなってきた」「まつげのダメージが気になる」という方は、試してみてくださいね。
体や心の調子が悪いと、毛周期に悪影響が現れ、まつげが長く伸びなくなってしまいます。健康的な毛周期に導くために、そして美しくたくましいまつげに育てるために、十分なインナーケアを心がけていきたいですね。